乾燥肌なのにニキビができる!

ニキビができる=オイリー肌、そのようなイメージが世間では定着しています。
確かに、汗をかくことにより皮脂分泌が活発化して、それがアクネ菌のえさとなりニキビができてしまいます。
皮脂分泌が促進されると、そこだけかなりテカテカになります。

しかし、乾燥肌なのににきびができているような人もいますよね。
ニキビが大好きなオイリー肌とはまるで逆なのに、どうしてできてしまうのでしょう。
前述した通りにきびはアクネ菌が原因でできてしまいます。
お肌が乾燥していると角質層が硬く厚くなってしまい、毛穴の出口がふさがってしまいます。
そうなると中でアクネ菌が増えてしまうのです。

アクネ菌はもともと私たちのお肌にある雑菌ですが、空気に触れている間は特に問題がありません。
しかしひとたび毛穴の奥に入って空気が触れなくなると、増殖してしまいニキビになるのです。
毛穴の出口が狭くなったりふさがってしまうことで、中の空気がなくなりアクネ菌の温床となるのです。

また、お肌は乾燥しているとバリアが少なくなったと危険を感じ、皮脂分泌を促進する特徴があります。
人の体を守るための大切な働きですが、そのせいで乾燥肌でもニキビができてしまうようなことが起こるのです。
夏よりも冬にニキビができてしまうような人は、そのような理由が考えられるのです。

ニキビ用の化粧品の多くは、保湿成分よりも抗菌作用や抗炎症作用が強く、お肌を乾燥させてしまう傾向にあります。
感想肌にそのような化粧品を使うと逆効果で、さらにしわができたりシミができたり、老化の恐れもあります。
乾燥肌でニキビができてしまうような場合は、保湿を心がけるようにしましょう。
コラーゲンやヒアルロン酸は保湿効果が高くを持続性があると言われています。

アンチエイジングのための化粧品の多くにはそれらの成分が含まれていますし、その他保湿成分も期待できます。
注意しなければならないのは思春期ニキビにそのような対策をしてはいけないということです。
思春期ニキビの多くは乾燥のためにできているのではなく、オイリー肌でできているのでそれ用の化粧品を使いましょう。